ピーナッツって、クセになる食感と味が魅力ですよね。
おやつにもピーナッツクリームが入ったパンなど大活躍です。
でも、小さな子どもにはいつからピーナッツを食べさせていいのか?
ちょっと心配ですよね。
特にピーナッツアレルギーについては注意が必要です。
そこで、今日は、このような疑問に答えていきます!
- ピーナッツを食べられる年齢は?
- ピーナッツアレルギーの基本情報
- ピーナッツクリームは何歳から食べられるのか?
ピーナッツデビューは何歳? ペーストは1歳。粒は3歳。
新しい食べ物を乳幼児に食べさせる時には、しっかりと注意して見守ることが大切です。
特にピーナッツは、重いアレルギー反応を起こすことがあるので、気を付けてください。
ここでは、子どもにピーナッツを安心して食べさせるための年齢と、ピーナッツアレルギーについて詳しくご紹介します。
1歳から始めるピーナッツバター
小さな子どもって、まだまだ噛んだり飲み込んだりが上手じゃないですよね。
ピーナッツの粒だと、ついつい気道に詰まらせてしまうことも。
そこで、1歳を過ぎた赤ちゃんには、ペースト状の食品がおすすめです。
粒ピーナッツを細かく砕いても、小さなかけらが残りがちなので、ペースト状にしてあげると安心です。
市販のピーナッツバターを選ぶときは、砂糖・水あめ・油などが加えられていない、落花生だけのシンプルなタイプを選びましょう。
忙しいママにもぴったりの時短アイテムです!
ピーナッツの「粒」は3歳から
では、ピーナッツの粒はいつからOKなのでしょうか?
子どもがしっかり噛んで飲み込む力がつくのは、だいたい3歳頃です。
だから、消費者庁も3歳までは粒のピーナッツは控えるようにとアドバイスしています。
3歳を過ぎても、一気にたくさん食べさせるのではなく、少量ずつ与えてあげるのがコツです。
しっかり噛む習慣を身につけさせ、お座りして食べることも教えながら、いつも保護者が見守るようにしましょうね。
ピーナッツアレルギーには特別な注意を!
ピーナッツアレルギーって、ちょっとした量でも大変なことになることがあるんです。
だから、ピーナッツを初めてあげるときは、いくつかのポイントに注意しましょう。
- 家族の中にピーナッツアレルギーの人がいるかどうか、チェックする
→もしも、アレルギーの方がいる場合は小児科医に相談する - 初めてあげる量は、耳かき1杯分くらい
- 最初は病院の開いている平日の午前中にあげる
- ピーナッツは脂肪分が多いので、毎日ではなく週に1回くらいから始めましょう。
何か異常を感じたら、すぐにお医者様に相談してください。
特に、家族にアレルギーの人がいる、または心配な場合は、食べさせる前に医師(できれば、小児科医)と相談するのが一番です。
ピーナッツ、早目に与える?それとも待つ?
海外の研究では、「生後4か月から11か月の間にピーナッツを食べさせ始めるとアレルギーのリスクが減る」なんていう研究もあります。
参考:JCASTニュース「食物アレルギーは早期摂取で予防 怖いピーナッツ何歳から食べさせる」
「ピーナッツと卵は生後4か月から食べさせるべきだ」という研究を発表したのは、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンのチーム。米国医師会誌「JAMA」(電子版)の2016年9月20日号に発表した。英国食品基準庁の依頼で行なわれ、過去の食物アレルギーに関する論文146本を分析、延べ20万人を超える子どもを対象にした最大規模の研究だ。
引用:JCASTニュース「食物アレルギーは早期摂取で予防 怖いピーナッツ何歳から食べさせる」
でも、昔から「卵やピーナッツのようなアレルギーを起こしやすい食べ物は、導入を遅らせたほうがいい」と言われてきましたよね。それで、日本政府も、早期導入には慎重なスタンスを取っています。
だから、ピーナッツをいつから始めるかは、医師の意見も分かれるところです。
この記事では「1歳からペースト状のピーナッツを」と紹介していますが、もっと早目に始めたい場合はやはり、医師に相談してくださいね。
アレルギーやアトピーのある家族がいる場合や、アトピーの赤ちゃんには、特に気をつけてあげてください。
子供には隠れピーナッツに注意!
ピーナッツって、予想外のところに入っていて、子どもにアレルギー反応を起こすことがあるんです。
調べるといろんな加工食品にピーナッツが入っています。
隠れピーナッツが入っているのは例えば:
- ピーナッツを使ったお菓子(チョコレートや焼き菓子など)
- チョコレート味のアイスクリーム
- 一部のカレールウ
- ゴマダレ
- あんまんや肉まん
このほかにも、思いがけない商品にピーナッツが含まれていることもあります。
たとえば、2021年10月時点では、赤城乳業のチョコレートアイスバーや日清のカップヌードルカレー、セブンイレブンやファミリーマートのゴマ入りあんまんなどがピーナッツ成分を含んでいました。
これらの製品にはピーナッツペーストやピーナッツバターが使われている可能性があるので、パッケージの原材料表示をしっかりチェックしてくださいね。
原材料は変わることもあるので、買うときや食べる前にはいつも確認することが大事です。
また、大人が食べているものを子どもにちょっとだけ食べさせるのも、思わぬリスクがあるので気を付けてくださいね。
外食する時は特に注意しましょう!お店に表示義務はありません。
外食の時って、アレルギーにちょっと気を使う必要がありますよね。
実は、レストランにはメニューにアレルゲンを表示する義務がないんです。
だから、アレルギー表示はお店によってまちまちなんです。
特にピーナッツが入っている可能性のある料理、たとえばカレーやラーメンには気をつけたいですね。
家族向けのレストランでは、メニューにアレルギー情報が書いてあることが多いし、公式サイトで詳しい情報を提供していることもあるので注文前にチェックしましょう。
ピーナッツをまだ食べさせたことがないお子さんがいる場合は、お出かけ前にちょっとリサーチしておくと安心ですね。
ピーナッツクリームとピーナッツバターは違う!
ピーナッツクリームとピーナッツバター、違いを知っていますか?
「ピーナッツバター」は乾燥ピーナッツをペースト状にしたものです。
一方、「ピーナッツクリーム」はピーナッツバターに砂糖や水あめが加わったものなんですよ。
ヤマザキランチパックにも使われていますね。
これまでにピーナッツバター(ペースト)は1歳からとお伝えしましたが、
では、このピーナッツクリーム(砂糖・水あめ入り)は乳幼児にいつから与えられるのでしょうか?
ピーナッツクリーム、いつから子どもにあげる?
結論から言うとピーナッツクリームを子どもにあげるのは、3歳くらいからがいいかもしれません。
もちろん、アレルギーがないことは事前に確認してくださいね。
ピーナッツクリームには砂糖や水あめなどの甘い成分がたっぷり。
だから、あげすぎにはちょっと注意が必要です。
そして、子どもが好んで食べるわけではなければ、無理に食べさせなくても大丈夫です。
甘くて美味しいピーナッツクリームは、子どもたちに大人気。
「もっと食べたい!」ってなりがちですが、甘いものばかり食べていると、強い味に慣れてしまうことがあります。
それに、虫歯や肥満、糖尿病などのリスクもちょっと心配です。
たまに少しだけ、というのがおすすめですね。
それと、市販されているピーナッツクリームの原材料や栄養成分もチェックしてみてください。
原材料: 落花生・植物油脂・砂糖・塩
といった、シンプルなものから、添加物のたくさん入ったものまで色々な種類がありますので、特に幼い子供に与える時にはシンプルなものを選ぶようにしてくださいね
ヤマザキランチパックのピーナッツ味、子どもにはいつから?
ヤマザキランチパックのピーナッツ味、子どもにいつから食べさせても大丈夫かなって思いますよね。
アレルギーがなければ、おおよそ3歳くらいからがちょうどいいと言われています。
ヤマザキランチパックは、持ち運びに便利で、手軽に食べられるので、忙しい朝や小腹がすいたときに重宝しますよね。
でも、糖分をたくさん取りすぎないように気を付けてください。
子どもに無理に食べさせることはないですし、適量を守ることが大事です。
まとめ
離乳食を始めると、アレルギーのことが気になるものです。特にピーナッツアレルギーは注意が必要ですよね。
市販のお菓子や食事にもピーナッツが含まれていることが多いので、ピーナッツをいつから始めるかは慎重に考えたいですね。
ピーナッツの導入について不安があるときは、小児科医に相談するのが一番です。
そして、アレルギーがなくても、甘い食べ物の量には気をつけてくださいね。適切な量を心がけましょう。