「メレンゲ作りがうまくいかない」「どうやってメレンゲをきちんと泡立てるの?」と思う人は多いでしょう。
お菓子をふんわりとしたり、サクサクとした食感にするためにはメレンゲが欠かせません。
メレンゲ作りを失敗したくないですよね。
ただもしも、メレンゲが上手く作れなかった場合も、他のレシピで再活用できるので安心してください。
この記事では、メレンゲがゆるくなる原因とゆるくなってしまった場合の対応について説明します。
ゆるいメレンゲの影響とその原因
メレンゲが緩いと、お菓子の生地がうまく膨らまず、期待通りの仕上がりにはなりません。
まずはなぜメレンゲが緩くなってしまうのか、ツノが立たない理由を解説します。
次回のお菓子作りに活かしてください。
不純物が及ぼす影響
メレンゲ作りでは、わずかな水分、油分、卵黄の混入も、メレンゲを緩め、うまく固めることができなくなる原因となります。
メレンゲを作るときに使用するボウルやミキサーなどの器具に、水や油が残っていないか確認することが大切です。
さらに、卵白と卵黄を分ける際には、ボウルへ入れるときに細心の注意を払うことが求められます。
メレンゲに使うボウルとしては、ガラスやステンレス製が適しています。
プラスティック製のボウルは、油分が残りやすく、メレンゲがきちんと固まらないことがあるため、注意が必要です。
不純物が混ざると、どんなに強く混ぜてもメレンゲは分離しやすく、固まりにくくなるため、気をつけましょう。
砂糖を段階的に加える事の重要性
メレンゲを作る際、多くのレシピで「砂糖を三回に分けて加える」という指示がされています。
砂糖を一度に全部加えず、段階的に加えることが怠られると、メレンゲは分離しやすく、うまく固まらないことがあります。
レシピに書かれた通りに砂糖を加えることが、メレンゲ作りでの成功に繋がります。
卵の新鮮さが鍵
古い卵を使うと、卵白の中の二酸化炭素の量が減り、結果として液体が薄くなることがあります。
卵白は空気を含みやすいと思われがちですが、古い卵では安定性が足りず、緩いメレンゲになる可能性があります。
だから、メレンゲ作りには弾力があり、新鮮な卵白を使うことが重要です。
緩いメレンゲを直す方法
メレンゲが緩くなってしまった場合でも、原因をなおせば、元の状態に戻すことができます。
冷蔵庫を使った冷却
メレンゲが緩いと感じたときは、まずラップで包んで匂いの移りを防ぎつつ、約30分間冷蔵庫で冷やしてみましょう。
冷やした後にホイップで再び混ぜると、メレンゲが元通りになることがあります。
もし時間がない場合、氷水の中でメレンゲを作る方法もあります。
氷水を使用する際は、メレンゲに水が入らないように慎重に混ぜることが大切です。
このとき、メレンゲを入れるボウルよりも少し小さい氷水入りのボウルを使用すると、水の混入を防ぐことができます。
しかし、メレンゲにすでに水分や油分が混ざっている場合は、緩い状態が続く可能性があります。
湯煎を使った加熱法
メレンゲが緩くなった場合、湯煎で2分から3分ほど加熱してからボウルを取り出し、もう一度泡立てることで、メレンゲを元に戻すことができます。
この方法では、湯煎でメレンゲをおよそ50度まで温めてから泡立てることになります。
メレンゲ作りは注意が必要ですが、特に初心者にとっては、冷却や加熱を使うことが比較的簡単で成功しやすいです。
さらに、レモン汁や酢を少し加える方法もあり、試してみると良いでしょう。
たとえば、冷却する「フレンチメレンゲ」や加熱する「イタリアンメレンゲ」「スイスメレンゲ」などの種類が存在します。
冷却、加熱、レモン汁や酢を加えるなど、自分に合ったやりやすい方法でメレンゲを作ることが可能です。
ゆるいメレンゲを使ったスイーツ
もしメレンゲ作りに失敗しても、それを別のスイーツへと活用することができます。
ここでは、そういった再利用の方法を一つ紹介します。
メレンゲを使ったマフィン
失敗したメレンゲをマフィンに再利用するのはとても簡単です。
マフィンカップがあれば、不完全なメレンゲも新しいお菓子に変わります。
【 必要な材料 】
- 失敗したメレンゲ 4個分
- ホットケーキミックス 200g
- 牛乳 大さじ3
【 作り方 】
- オーブンを180度で予熱する。
- すべての材料を混ぜて、マフィンカップに入れる。
- 180度のオーブンで20分間焼く。
このレシピは、材料が少なくホットケーキミックスを使うことで、簡単に作ることができます。
まとめ
この記事では、メレンゲがうまく泡立たないという問題を解説しました。
緩いメレンゲをそのまま使ってお菓子を作ると、期待通りの結果が得られないことがしばしばあります。
メレンゲに水分や油、卵黄が混じると、それがメレンゲの失敗の主要な原因になることがあります。
冷却や加熱を試すことで、メレンゲが元の状態に戻ることもあるので、試してみる価値はあります。
メレンゲが期待した通りに固まらないときは、再利用を検討したり、問題の原因を特定して改善策を探ることをおすすめします。