黄砂の人体への影響と自分でできる対策７選！

春が訪れるとよく耳にするのが、「黄砂が飛散している」というニュースです。

黄砂は、中国大陸から偏西風に乗り、私たちの地域まで運ばれてくる砂の粒子を指します。

車の上に薄い砂の層が積もっているのを見たことはありませんか？それが黄砂です。

車が少々汚れるくらいならばさほど気にならないかもしれませんが、この砂塵を吸い込むと健康に悪影響を及ぼす恐れがあるため、注意が必要です。

大人だけでなく子どもの健康にも影響があるため、黄砂の季節は特に警戒が必要です。

この記事で、私たちの健康や生活に黄砂がどのような影響を与えるのか、そしてどう対処すれば良いのかについて、具体的な方法をご紹介します。

黄砂の影響と対処法

私たちの生活において黄砂が及ぼす影響はさまざまですが、主なものには以下のようなものがあります。

日照の減少と視界の悪化

普段は明るく見える景色も、黄砂が多く飛んでいる時期には、黄色く霞がかかったように見え、視界が悪くなります。

黄砂が空中に漂うことで太陽光が遮られ、通常よりも光が届きにくくなります。

車と街の汚れ

黄砂は街の至る所に積もり、特に車の汚れは目立ちます。

車に乗る前に、車体全体が黄砂で覆われているのを目にすることがあります。

洗車しても、黄砂によりすぐに汚れてしまうのは避けられません。

屋外で干した洗濯物や寝具への黄砂の影響

黄砂が舞う季節には、外で干した洗濯物や布団が避けられずに砂に覆われてしまいます。

これらは私たちの肌に直接触れるものなので、そこに付着した砂塵を吸い込むと、健康への悪影響が懸念されます。

砂塵吸入による健康への影響

空中に漂う砂塵や、衣服や寝具に付いた砂塵を吸い込むと、健康に被害が出ることがあります。

これが目に入ると不快感を覚えることもあります。

黄砂の季節は特に、PM2.5の濃度も高まり、これらの微細な粒子が肺の奥深くまで入り込みやすくなります。

その結果、以下のような健康上の問題が起こり得ます。

• 呼吸器系の病気（例：喘息、気管支炎）
• アレルギーや花粉症の症状の悪化
• 喉の痛み
• 目の痛みや刺激

黄砂と健康への影響：予防策のすすめ

１．黄砂が多い時期の外出控えめに

黄砂が特にひどい時は、外出をなるべく控えるべきです。

外に長時間いると、黄砂やPM2.5を吸い込む危険性が高まります。

家に子どもがいる場合は、外で遊ぶより家の中で遊ぶ方が安全です。

２．マスクをつけること

外に出る時、黄砂から身を守るにはマスクをつけるのが効果的です。

ただし、どのマスクでも効果があるわけではなく、特にPM2.5のような微細な粒子をしっかりとフィルターできる、粒子サイズ2.5マイクロメートル以下を捉えられるタイプのマスクが望ましいです。

花粉用マスクなどが、この条件に合致することが多いです。

３．眼鏡をかける

黄砂で目を守るためには、眼鏡をかけることを推奨します。

コンタクトレンズをしている人も、伊達眼鏡をかけると、黄砂から目を保護できます。

４．洗濯物や布団を室内で干す

黄砂の日は、洗濯物や布団を外に干さないようにしましょう。

そうすることで、黄砂でそれらが汚れるのを防げます。

外出時にマスクをするなどして対策をしていても、外で干した衣類や布団を使うと、その上についた砂塵が体に入る可能性があります。

５．手を洗い、うがいをする

外から帰ってきたら、手をしっかり洗ってうがいをしましょう。

これは、外で触れたものから手や喉に入った黄砂を洗い流すためです。

また、外出中に衣類に黄砂が付着した場合は、着替えることをお勧めします。

６．窓を閉め、空気清浄機を使う

黄砂が家の中に入るのを防ぐため、窓は閉めておくことが大切です。

そして、室内の空気を清潔に保つために空気清浄機の使用を推奨します。

花粉やPM2.5を取り除くことができるタイプの空気清浄機を選ぶと良いでしょう。

７．黄砂情報をチェックする

外出する前には、予期せぬ黄砂に遭遇しないように黄砂の情報を確認しておくと安心です。

気象情報や気象庁の黄砂情報ページをチェックして、最新の情報を得ましょう。

まとめ

毎年訪れる黄砂の問題は避けることが難しく、根本的に黄砂を防ぐことはできません。

そのため、私たち自身が取り組める具体的な対策を施すことが大切です。

この記事でご紹介した対策は、どれも個人で簡単にできるものばかりです。

自分にとって実行しやすい方法を選んで、試してみてください。

黄砂の時期をこれらの対策を駆使してうまく乗り越えましょう！